この梅雨、気球温暖化の影響と思われる悪天候で、
各地で家屋の倒壊や浸水 土砂崩れなどが相次ぎ、
甚大な被害が発生したと、毎日のように報道されていました。
被害に遭われた皆様、スタッフ一同 心よりお見舞い申し上げます。
そんな梅雨もやっと過ぎ去り、真夏がやってきました。
毎年この時期になると思い出す出来事があります。
それは、私がまだ長崎に住んでいた頃、28年前のちょうど今頃
長崎の町は、未曾有の大雨に見舞われ甚大な被害を受けました。
そう「長崎大水害」のことです。
その日その時刻、私は本店の調理場で仕事をしていました。
時折降っていた雨が、夕方からその勢いを増し、
午後6時ごろには、店の中にも水が入り込んでくるようになりました。
その時、責任者より業務を停止するよう指示を受けました。
そして、ご来店頂いていたお客様を安全な所へ誘導し、
スタッフ全員も安全な所へ避難するよう指示を受けました。
一時間くらい経った頃でしょうか、
全員の安全を確保した後、2階の階段から階下を見ていると
凄い勢いで水が玄関の扉を打ち破り、みるみるうちに
調理場や客席フロアーは水浸しになってしまいました。
「これはすごい事になったな」と茫然と立ち尽くした事を
昨日のことのように思い出します。
結局、その場にいたお客様とスタッフは、本店の2階や3階のお座敷で
不安な一夜を過ごすことになりました。
その時、目にした光景は、忘れようとしても忘れられるものではありません。
「自然の力」の恩恵で私達は生かされていますが、その恐ろしさや脅威を
決して忘れてはいけないと、「長崎大水害」は私に教訓を残してくれました。
これからも、「自然の力」への感謝と畏怖の念をもって
料理を作り続けたいと思います。
H・K